アルゴリズム取引とは
アルゴリズム取引は海外から生まれた、機関投資家向けのトレーディングロジックです。現在では証券会社の執行する取引の7割以上の取引はこのアルゴリズムを使って行われているといわれています。
自己取引
元々は1980年代にはじめられた指数裁定取引をコンピュータが自動的に執行するプログラムをモルガンスタンレー社が開発したことに始まります。その後は人間のトレーダーでは難しいペアトレードや、数百の株式銘柄を同時に取引するロングショートトレードに応用されていきました。現在では証券会社が自己の資金を運用する自己勘定取引では、コンピューターが自動発注するアルゴリズムトレードが主流となり、人間が画面を見ながら端末を操作して発注するような執行スタイルは地場証券を除いてなくなったようです。
自己取引で活用する主な執行戦略
- ペアトレード
- プリンシパルVWAP
- デリバティブ(リスク・派生商品)のヘッジ
- トレンドフォロー
- ガンマトレーディング
- ロングショート・ポートフォリオリバランシング
- イベント・ドリブン
委託取引
自己取引から派生した自動執行システムは顧客の発注する取引を執行する委託取引や、プリンシパルトレードに拡大しました。保険会社等の機関投資家では、大量発注が引き起こす問題の緩和ツールとして、アルゴリズム取引を導入しています。
価格インパクトや、流動性、ボラティリティーの変化によるポジション推定のリスクなどを減少させるには分割発注が有効であり、これを自動化したものが委託取引で使われるアルゴリズム取引です。
委託取引でアルゴリズム取引が利用される主要な理由
- 人件費削減 (トレーダーの高額報酬は金融危機後も変わりなし)
- トレーディング業務の効率化 (大量の注文などへの対応、執行コスト削減等)
- 法令順守の為
- 顧客からのニーズ
委託取引で活用されている執行戦略
- TWAP
- VWAP
- VP (Volume Participation)
- IS (Implementation Shortfall)
- Iceberg
近年最も注目されているのはクレディスイスのアルゴリズム取引ですが、社内の内紛による人材流出によりノーハウも徐々に外部に出て来ています。実装方法は単純ならしく、最近は類似したアルゴリズムが増加する傾向があります。
マルチアセット(商品、金利、債権、為替、株式、デリバティブ)
海外ヘッジファンドでは、株式や債権の取引以外のリスク資産も取り扱うのが多いように見受けられます。2種類以上の資産タイプを使った取引のヘッジを行うには、トレーディングのプラットフォームがマルチアセットに対応する必要があります。
クロス取引 (ダークプール、市場外取引、私設市場)
価格インパクトを下げるためには、主要な市場で直接取引するよりは、市場外やダークプール等と呼ばれる取引を行うのが、もっとも効率的です。一般的には次のような方法を使います。
- 委託注文間の売買マッチング
- 委託と自己勘定取引のクロス取引
- 私設取引市場
- SOR(スマートオーダールーティング)
- 市場外取引
ダークプールについては、委託注文が約定するまでに、証券会社のフィルターがかかるため、自己勘定部門で委託の注文情報を使って有利な取引をするフロントランニングの温床となる可能性も指摘されており、利用については機関投資家によって温度差があります。
- Algorithmic Trading
- Arrival Price
- Auto Trader
- Auto Trading
- Automated Trading
- Equity
- Equity Client Trading
- High Frequency Trading
- Iceberg
- Implementation Shortfall
- Millisecond
- Predatory Trading
- Principal Trading
- Program Trading
- Prop Trading
- Systematic Trading
- Trading
- TWAP
- Volume Participation
- VP
- VWAP
- アルゴリズムトレード
- アルゴリズム取引
- クレディスイス
- クロスアセット
- クロストレード
- クロス取引
- システムトレード
- ダークプール
- ディーイーショー
- トレーディング
- ハイフリークエンシートレード
- プリンシパルトレーディング
- プリンシパル取引
- マーケットインパクト
- モルガンスタンレー
- リクイディティ
- 分割発注
- 執行戦略
- 市場外取引
- 相対取引
- 自動トレード
- 自動発注システム